フットニスタ、清澤の
「しあわせな、あし」 日記
2023/10/31
おしゃれも快適も両方マスト! ~どうする!?秋冬のブーツ&ハイカットシューズ~
みなさま、ごきげんよう。
フットライフは順調でしょうか?
ぐっと季節が進みましたね。
秋冬はおしゃれが楽しい季節です。
さて、みなさま衣替えはもうお済みですか?
私もそろそろ、服はもちろん、秋冬の靴に痛みが無いか、チェックしようかと思っていたところです。
今回は、秋冬の足元のおしゃれに注目します。
秋冬の靴と言えば、ブーツやハイカットシューズが楽しみですね。
快適な靴選びから、靴や足元のお手入れまで、全部見て行きましょう。
是非、男性の皆々様もご覧下さい。
夏はくるぶしが見えるスタイルだった方も、秋冬ハイカットシューズになるだけで、スーツスタイルもカジュアルスタイルも季節感が出て素敵です。
※以降、ブーツ・ハイカットシューズは「ブーツ」の表記で統一します。
1:ブーツの正しい選び方 5つのポイント
さあ、みなさま。今年のブーツはどうしましょう?
昨年からのお気に入りも履きたいし、せっかくだから今年の新作も欲しいですね!
そんな時、ブーツ選びに失敗しない5つのポイントをお教えしましょう。
なんとなくブーツが足に合わなくて、「おしゃれは我慢」なんて思っていた方、必見ですよ!
ブーツ選びだからこそ、チェックすべきポイントをご紹介します。
1.試着は必ず立って・歩いて
ブーツを買うときは、試着が自由に出来るお店に行きましょう。
足首をホールドするタイプの靴は、フットとレッグの両方をチェックしないといけません。
そのためには座っていては分かりません。必ず立って、歩きましょう。
2.捨て寸
捨て寸とは靴を履いたときのつま先部分の余裕のことです。
ブーツは1cm~1.5cmほどが良いでしょう。
この時のポイントは靴にかかとをピッタリ合わせることです。
※捨て寸がちょうどよくても、歩いたときにブーツの中で足がすべるときは横幅が合っていません。横幅と捨て寸のバランスは歩いてみて初めて分かるものです。試着は大切ですね。
3.かかとのカーブ
自分のかかとのカーブ(まるみ)とブーツのかかと部分のカーブがフィットするか確認しましょう。
ブーツはフット、レッグの両方を包み込み、かつその負担をフットの部分で受け止める格好になります。
そのため、フット部分の作りが通常の靴よりも硬く、頑丈な物が多いです。
となると、気をつけるべきはかかと部分のカーブなのです。
自分のかかとカーブ(まるみ)とブーツのかかと部分がフィットしないと、これは大変な苦痛です。
足が痛くなるどころか、腰などにも負担が及びます。
4.筒のサイズ
これは、言わずもがなですね。
ブーツを選ぶ時、一番と言って良いほど気にしますよね。
むくみを考慮して、午前中に試着をする場合は、筒分に1cm~1.5cmほどのゆとりが欲しいところです。夕方以降に試着する方は、脱ぎ履きしやすいサイズで良いでしょう。
5.素材
普段から、足が疲れやすい、痛くなりやすい、腰に響きやすいかたは、柔らかい素材のブーツより、しっかりめの素材がおすすめです。
ブーツはフットからレッグにかけて固定されるため、歩き方も普段とは少々変わります。
そのため、柔らかいスエード素材だと、足首が不安定になり疲れや痛みが出やすくなるかもしれません。
サイズ感をチェックした後は、仕上げに素材も意識すると良いでしょう。
2:ブーツの3大お悩み
お気に入りのブーツが決まったところで、お次はブーツのお悩みです。
みなさま、こんなお悩みはありませんか?
・ブーツの臭い・傷み
・ブーツを履くと足が痛い
・ブーツを脱いだ後の足のエチケット
秋冬は本来代謝が落ちる季節です。
そんな季節は、汗や皮脂の老廃物の濃度も高くなります。
つまり、ブーツで足や靴内がムレるということは、雑菌、老廃物を多く含んだ汗・皮脂まみれ・・・ということです。
これでは、臭うばかりか、雑菌繁殖やカビによってブーツの傷みにも繋がります。
足のためにも、靴のためにも何とかしたいものです。
ご安心ください!
じつは、これら全部、案外簡単に解決できますよ。
今は、専用のアイテムが沢山あります。プチプラから専門的なものまで。
どれくらいのスキルのアイテムが良いのかはお悩み度によって違うかもしれません。
しかし、せっかく買ったお気に入りのブーツを格好良く履きこなし、良い状態で長持ちさせるなら、良いアイテムを選ぶにこしたとはありません。
3:ブーツと一緒に準備したいもの3選
いよいよ、今回の仕上げです。
足のためにも、ブーツのためにもおすすめのアイテム3選です!
先ほどの「ブーツの3大お悩み」をベースに見て行きましょう。
ブーツの臭い・傷み
【消臭スプレー】
ブーツは通気性が悪いため、どうしてもムレと臭いが気になります。
そんな時は、是非、靴専用の消臭スプレーをお使いください。
ボディ用やルーム用を代用するのはお勧めしません。
臭いを消すだけではなく、臭いの予防もしてくれる物がお勧めです。
【インソール】
インソールはサイズ調整や、足の快適さを担保するだけだと思っていませんか?
実は、「靴内環境」をトータルで整えてくれる物があるのです。
歩く時の快適さに加え、防臭・抗菌・抗カビまでしてくれるのですから優秀です。
ブーツを履くと足が痛い
【タコ・うおの目専用アイテム】
ブーツは、いつもとは違う部位に負荷がかかります。
スニーカーでは平気だったのにブーツを履くと痛い。
そんな時は、圧迫や摩擦が原因のタコやうおの目ができているかもしれません。
傷みを緩和する保護膜を作りながら、ケアも同時にしてくれるアイテムなどいかがでしょう。
できてしまってからのケアだけでなく、不安ある部分に予防として使うのもお勧めです。
ブーツを脱いだ後の足のエチケット
【消臭スプレー・クリーム】
足の臭いを押さえるアイテムもいろいろです。
スプレータイプは手軽に使えるので、オフィスや持ち歩き用にいかがでしょうか。
クリームタイプは指の間など細かい部分を丁寧にお手入れできるのでホームケアに良いですね。
足は、角質も分厚く、指を開くこともめったに無いため、一度臭いの元になる菌が発生してしまうと、臭いが定着しやすいのです。
日頃のケアこそが、足のエチケットです。
いかがでしたでしょうか。
みなさま、これでブーツのおしゃれも怖くありませんね。
心配も不安も取り除き、快適な秋冬のおしゃれを楽しみましょう。
蛇足ですが・・・日頃、地下足袋で過ごすことが多い私は、秋冬になるとブーツよろしく、小鉤(こはぜ)10枚のロングタイプを履きます。
ブーツはくるぶしより少し上のハイカットやブーティー派です。
また近々お会いしましょう。
ごきげんよう。
筆者:清澤 舞(きよさわ まい)
美容トレーナーとしての活躍中のビューティ&ヘルスケアのスペシャリスト。 キャリアは、美容皮膚科、化粧品メーカー、化粧品の処方開発、美容専門学校講師、ヘア&メイクアップなど多岐。 美容理論を分かりやすく伝え、美容初心者から専門家までファンが多い。フットケアや足全般の知識も豊富で、ドクター・ショールの「フットニスタ」としてコラムを執筆中。(※フットニスタ=足のケアのエクスパート)