フットニスタ、清澤の
「しあわせな、あし」 日記
2023/09/25
ヒビ割れかかとのお手入れをはじめましょう。~秋冬準備編~
みなさま、ごきげんよう。
フットライフは順調でしょうか?
近頃少し、秋めいてきましたでしょうか?
さて、夏は夏でかかとのお手入れに暇(いとま)がなかったみなさん。
お次は、かかとケア最大の難所、冬ですね。
冬のかかとケアを怠ると・・・これは悲惨ですよ。
冬は乾燥とヒビ割れの季節です。
冬のヒビ割れは、深くパックリ割れてしまうこともあり、痛みや血が滲むくらいになる方もいます。
そんな、嫌なかかとのヒビ割れにならないように・・・
冬のお手入れ、まさに、「今」がはじめ時なのです。
本格的な乾燥シーズンが来る前に「冬のかかとケア準備編」、まいりましょう。
1:かかと = お肌
みなさん、かかとを「お肌」ととらえたことはありますか?
事実、かかとも当然、お肌の一部です。
フェイススキンは季節ごとの変化が分かりやすいため、都度、お手入れ方法やアイテムを変える方も多いと思います。
かかとも同じです。
かかともお肌である以上、季節の変化があります。
冬は、気温の低下、湿度の低下によって肌細胞の活動力が低下します。
こうなると、まず一番はじめに来るのは乾燥です。
さらには、代謝力が落ち、ターンオーバー不良になり、角質肥厚も現れます。
【乾燥+角質肥厚=ヒビ割れ】
もはや、これは“かかとの方程式”のようなものです。
そして、体内のケアも大切です。
私達のカラダは冬になるとどのような変化が起こるのでしょう?
<冬のカラダの変化>
・体内温度の低下
・体内活動の低下
・代謝の低下
実はこれらは、お肌にも大いに影響します。
キレイなお肌をつくるためには、肌の内側も外側もケアが必要なのです。
そうです、これはかかとも同じです。
2:かかとの乾燥【内外ケア】
冬のかかとのヒビ割れの原因、1つめは「乾燥」です。
皮脂腺の無いかかとは、自ら潤う力や、潤いを持続させる力が弱いため、外側からの保湿だけでは足りません。
内側の乾燥ケア
水分を十分に摂りつつ、カラダを冷やさないように今から気をつけましょう。
冬は夏ほどには水分を摂らなくなります。
水分は体内の保湿に関わるのと同時に、代謝にも一役かっています。
肌の潤いは、水分+油分+代謝力です。
これからの季節も、夏の水分摂取の習慣を続けていきましょう。
外側の乾燥ケア
外気の湿度が下がりきってから、慌てて保湿をしても間に合いません。
今から、少しずつでも保湿ケアを始めましょう。 まだ気温が下がりきっていない今がチャンスです。
今ならまだ、外気温や外気湿度が保湿のサポートをしてくれます。
くり返しになりますが、かかとには皮脂腺がないので、油分による保湿は外側からやってあげるしかありません。
重たいクリームが苦手な方は、サラッと軽いオイルタイプでも良いでしょう。
かかとに優しく塗りこむように馴染ませておきましょう。
3:かかとの角質【内外ケア】
冬のかかとのヒビ割れの原因、2つめは「角質」です。
角質が分厚くなればなる程、乾燥がヒビ割れに繋がりやすくなります。
そもそもかかとは、立つ・歩くたびに強い圧や摩擦が加わります。
そのため、皮膚のメカニズムとして、あえて角質を分厚くする必要があるので、余計にかかとの角質ケアは難しいのです。
内側角質ケア
角質を正常な厚さにキープするためには「ターンオーバー」が必要です。
これをカラダの内側からアプローチするためには、体温と代謝力と血流が大切です。
まずはカラダを冷やさないようにしましょう。
暑い夏は、どうしても冷たいものを飲みたくなりますね。
しかし、秋への移行期になったら、少しずつ冷たいものを控え、常温や暖かい物を摂り、体内温度をキープしましょう。
冬になって体内温度が下がりきってから上昇させるのは大変なので、今から気にかけるのがポイントです。
そして次に代謝力と血流です。
体内温度が良い状態でキープされれば、自ずと代謝力もキープされ、血流も良好なはずです。
しかし、それでも足りないと感じたら、、、
・バスタイムは湯船につかる
・セルフマッサージ
・いつもより深い呼吸を心がける
など、手軽なことからはじめてみましょう。
外側角質ケア
足を温めましょう。
かかとの角質がふっくらと柔らかい状態なら、自力でターンオーバーができます。
もし、もうすでに、かかとが堅く強張っているようなら、保湿とピーリングの両方をバランスよく行うことが大切です。
保湿については、前項目の通りです。
特に油分保湿に気を配りましょう。
ピーリングについてはいくつか方法があります。
実は夏と冬とではピーリングのアプローチも変えたほうが良いのです。
本格的な冬が来るまでは、内側のケアと保湿ケアがメインで良いでしょう。
時に、私のかかとは至ってベストコンディションです。
個人的には、内外を温めること、血流ケアがメインです。
時々、気がついた時にピーリングよりはかなりライトな角質ケアをしている程度です。
かかともお肌。
日々、気にかけて大切にしていれば、頑張って自活してくれます。
しかし、どうしても困った時の一発逆転がピーリングです。
上手なかかとのピーリング方法は、また別の機会にたっぷりご案内するとしましょう。
また近々お会いしましょう。
ごきげんよう。
筆者:清澤 舞(きよさわ まい)
美容トレーナーとしての活躍中のビューティ&ヘルスケアのスペシャリスト。 キャリアは、美容皮膚科、化粧品メーカー、化粧品の処方開発、美容専門学校講師、ヘア&メイクアップなど多岐。 美容理論を分かりやすく伝え、美容初心者から専門家までファンが多い。フットケアや足全般の知識も豊富で、ドクター・ショールの「フットニスタ」としてコラムを執筆中。(※フットニスタ=足のケアのエクスパート)