フットニスタ、清澤の
「しあわせな、あし」 日記
2024/07/16
夏到来!キレイなかかとでサンダルを楽しみましょう!
みなさま、ごきげんよう。 素敵なフットライフをお過ごしでしょうか。
梅雨が終わり夏本番です。“かかとの準備”はよろしゅうございますか?
夏といえば、言わずもがなの“サンダルシーズン”です。
素足のファッションには誤魔化しは通用しません。
正真正銘の綺麗なかかとで差をつけましょう!
そして、今回は応急処置のかかとケアよりも、格段に差が付く「もとからツルツルかかとでした!」を演出できるお手入れアイテムもご紹介していきます。
目次
1:かかとの角質「きほんのき」
みなさまはかかとの角質でお悩みはありますか?
ガザガザになったり、ひび割れたり・・・痛い思いをしたことがある方も多いのでは?
加えて、ストッキングや靴下を履くときに引っかかってしまったり、素足やサンダルを履くときにガザガザすぎて恥ずかしい思いをしたり。
ところで、なぜにかかとの角質はこんなにも厄介なものなのでしょう。
身体の他の部位でかかとほど角質トラブルが起きる部位もありません。
ズバリ、かかとは二足歩行の私達にとって特別な部位だからです。
◆ かかとの角質はなぜ厚いの?
立つ、歩く、走るなどで大きく負担がかかるからです。
角質は皮膚内部の組織を守るためのバリア層として成り立っています。
二足歩行の私達にとって、圧・衝撃・刺激が多い部位だからこそ、その機能が発達し厚くなるのです。
◆ なぜひび割れたりガサガサになりやすいの?
理由はふたつです。
1:【乾燥】かかとには皮脂腺がほとんど無いから。
2:【肌荒れ】靴の中の湿度で雑菌繁殖が起き易いから。
顔の皮膚には汗腺と皮脂腺の両方があります。
つまり水分と油分の両方を補う機能が備わっているのです。
そのため、個人差はあれど「肌が自ら潤う力」があります。
一方で足裏には汗腺はあっても皮脂腺はほぼありません。
そのため水分と油分の保湿バランスが崩れて乾燥してしまうのです。
また、靴を履く習慣も悪循環を起こすことがあります。
靴の中は蒸れ易いので、一見すると乾燥するなどとは思えないかもしれません。
しかし、蒸れると雑菌の繁殖につながり、その雑菌は肌荒れを引き起こします。
これによって、ひび割れやガザガザにつながるのです。
2:かかとの角質ケアのすすめ
つまり、かかとの角質が分厚いのも、かかとがひび割れたりガザガザしてしまうのも誰のせいでもないのです!
これは、人間の進化、文化の進歩に伴った当然の成り行きと言えるでしょう!
少々大袈裟ではありますが・・・
何を伝えたかったかといえば、普通に生活していてもかかとの角質は分厚くなるということなのです。
誰が悪いわけでもありません。
お手入れをしながらうまくお付き合いしていくのが良いのです。
これはもう、フェイススキンのスキンケアと同じです。
これからの季節、素足の機会が多くなりますから、それこそフェイススキン同様に誰から見られても恥ずかしくないようツルツルかかとをキープしましょう。
かかとの角質ケアには応急処置と連用ケアがあります。
◆応急処置:やすりなどを使用して物理的に削るケア。
◆連用ケア:保湿やソフトピーリングを習慣化して良い状態をキープするケア。
今回お勧めしたいのは【連用ケア】です。
かかとの皮膚に負担をかけず丁寧にケアすることをお勧めします。
3:おすすめのケアグッズ
【かかとピーリングマスク】
これは、夏本番に向けてのお手入れにイチオシのグッズです。
かかと用のピーリンググッズは店頭でも色々な種類があります。
みなさまも、ご覧になったことがあるのではないでしょうか?
しかし!れらのグッズとは一線を画する活気的なアイテムが【かかとピーリングマスク】なのです!
*おすすめポイント*
・かかと“だけ”をケアできる。
・じっと待つ必要がない。マスクしたまま動ける!歩ける!
・保湿も完璧!
・ターンオーバーの力を借りて角質を剥がすのでお肌にも安心。
これぞ脱帽!のおすすめポイントをひとつずつご案内しましょう。
◆ かかと“だけ”をケアできる。
多くのかかと用ピーリンググッズは足全体を覆うタイプです。
そのため、必要がない部分までピーリングされてしまいます。
これでは、逆に過剰ピーリングで角質不全を起こしてしまいます。
更に言えば、ペディキュアをしている時など、薬剤に足全体を浸すタイプは少々心配ですよね?その心配もいりません。
サンダルシーズンに人の目に触れる「かかと」だけピンポイントでケアができるグッズは、実はありそうでないのです!
この発想が秀逸です!!
◆ じっと待つ必要がない。マスクしたまま動ける!歩ける!
これもすごいことです!
これまで、ありそうで無かったです。
私達もそれを当たり前と受け取ってしまい、かかとの角質をピーリングしている時、放置時間はじっと座って待つことを不思議にも思いませんでした。。
それがどうでしょう!
この【かかとピーリングマスク】なら、放置時間をじっとしている必要なないのです。
歩いて良し!動いて良し!なのです。
ただテレビを見ているだけでも、足の位置をかえたり、組み替えたりしたいですよね?
それすらも我慢しなければいけなかったのに、このグッズときたら、そんなハードルは軽々と飛び越えて、立つ・歩く・動くが自由自在なのですから、もはや比較の次元が違います!
コスパの次はタイパな現代人にとって、正に所望の品ではないでしょうか。
◆ 保湿も完璧!
かかとピーリングマスクには保湿成分として尿素が配合されています。
尿素と言えば医薬品の保湿剤に使われるほどの実力です。
かかとの角質がひび割れたり、ガザガザしてしまうのは保湿バランスが悪いせいもあります。
乾燥して硬くこわばったかかとは、圧・衝撃・刺激でひび割れてしまいやすいのです。
ふっくらとやわらかいかかとは、簡単にひび割れることはありません。
そして、そもそもピーリング後はバリア層がこれまでよりも薄くなる分、十分な保湿をする必要もあります。
さまざまな面から考えても保湿は必要です。
十分な放置時間の間に保湿もしてくれるので、マスクを取ったあとは“保湿成分しみしみ”のかかとに仕上がっています。
尿素による保湿は皮膚表面の保湿だけでなく角質層にしっかり行き渡っているので、角質が剥けた後もふっくら・やわらか・しっとりのかかとをキープできます。
◆ターンオーバーの力を借りて角質を剥がすのでお肌にも安心。
これもポイントが高いですね。
いくら、かかとの分厚くなった角質にはピーリングが必要とは言っても、角質は大事なバリア層です。
当然、所定の厚さは必要です。
しかし、やすりで削る応急処置では自分で調節しながら削りすぎに注意が必要です。
そして、薬剤に浸して角質をふやかすタイプもまた、ピーリング強度の調整がしにくいものです。
一方で、この「かかとピーリングマスク」はやさしいピーリング成分と濃度のため肌にもやさしく、また、本来のターンオーバー周期に合わせて分厚くなった分の角質を取り除いていきます。
要は、無理矢理取り除くのではなく、【分厚くなった分だけ】を【自力のターンオーバーのタイミングで剥がれる】よう、グッズのスキルと自然の力の両方をうまく応用しているのです。
これは一人勝ちですね。そうそう欠点がみつかりません。
いざ、サンダル!というタイミングになってからでは、応急処置に頼るしかありませんが、いまからの準備なら「かかとピーリングマスク」で十分に間に合います。
無理なことを急場しのぎでやるよりも、自然の流れにそったお手入れで「私、もとからツルツルかかとでした」を演出しようではないですか!
いかがでしたでしょうか。
私はフェイススキンの講習やワークショップをする時には必ず言うことがあります。
「肌は飛び級ができません。コツコツケアが必要です。」
これは、かかとも同様です。
もちろん、今は色々なグッズがあるので、応急処置も十分可能です。
しかし、日頃から丁寧にコツコツお手入れしているかかとに勝るものはありません。
さあ、みなさま!
今年の夏はぞんぶんに素敵なサンダルファッションをお楽しみあそばせ。
また近々おあいしましょう。
ごきげんよう。
筆者:清澤 舞(きよさわ まい)
美容トレーナーとしての活躍中のビューティ&ヘルスケアのスペシャリスト。 キャリアは、美容皮膚科、化粧品メーカー、化粧品の処方開発、美容専門学校講師、ヘア&メイクアップなど多岐。 美容理論を分かりやすく伝え、美容初心者から専門家までファンが多い。フットケアや足全般の知識も豊富で、ドクター・ショールの「フットニスタ」としてコラムを執筆中。(※フットニスタ=足のケアのエクスパート)