フットニスタ、清澤の
「しあわせな、あし」 日記

2024/09/16

骨格タイプ別・似合う靴

骨格

みなさま、ごきげんよう。 
素敵なフットライフをお過ごしでしょうか。

ときに、みなさま。「骨格タイプ」なるものをご存知でしょうか。
ここ数年で一気に認知が広がったように思います。

もともと、似合う服、髪型などを含めるスタイリングに応用されることが多かったのですが、近年ではメイク、ネイル、アクセサリー、靴などでも重要視されてきました。
そこで、今回は骨格タイプによる「足」と「靴」にフォーカスしてみましょう。

 1:骨格タイプとは

一般的に骨格タイプとは、身体全体のバランスを3つのタイプに分けたものです。

<骨格タイプ>
・ストレート
・ウェーブ
・ナチュラル

もちろん、それぞれの骨格タイプによって脚や足の特徴も異なります。
みなさまは、ご自分の骨格タイプを診断したことがありますか?
せっかくなので、さわりだけでもご紹介しておきましょう。

【ストレート】
・重心は上半身
・メリハリと立体感
・直線的

【ウェーブ】
・重心は下半身
・丸みのあるボディライン
・曲線的

【ナチュラル】
・重心は全身均等
・フレーム感のある体格(骨・関節がしっかりめ)
・手足が長め

さあ、いかがでしょう。ご自身に当てはまりそうな骨格タイプはありましたか?
スタイリングの世界では、骨格にあわせて服や髪型を選んだり、アクセサリーの大きさ、形、ボリュームで全体的なバランスを調整します。
さらには、メイクの世界でも骨格タイプを意識するようになってきました。
骨格タイプの要素のひとつとして肌の質感にもある程度の傾向があります。
そのため、ファンデーションの質感を選ぶヒントになったり、眉の形、ハイライトやシェーディングの入れ方なども適性があります。
元々はスタイリストやヘアメイクアップアーティストの知識のひとつであった「骨格タイプ」が、今や広く一般にも広がりライフワークに取り入れようとする方も少なくはないようです。
・・・あなや、情報社会。

2:骨格タイプ別 似合う靴・似合わない靴

さあ、こうなれば骨格タイプが靴にまで及ぶのは必然と言えましょう。
細かいことは抜きにして、骨格タイプ別の似合う靴・似合わない靴をご紹介していきます。
分かりやすいように、上記でご紹介した骨格タイプの特徴も一緒に挙げていきます。

骨格タイプ:ストレート

◆特徴
・重心は上半身
・メリハリと立体感
・直線的

◆足・脚の特徴
・筋肉が付きやすい
・前腿、膝上にボリュームが出やすい
・膝下はすっきり長め
・身長、体格に対して足は小さめ

◆似合う靴
・ローファー
・パンプス(ローヒール)
・ショートへブーツ

◆似合わない靴
・バレエシューズ
・リボンやレースなどの装飾の多い靴
・ロングブーツ


ストレートタイプは身体そのものに存在感があるためシンプルな靴がおススメです。
ただし、重心が上にあるのであまりに華奢な靴だとバランスが悪くなります。
シンプルだけどしっかりめの靴がおすすめです。
直線的なシルエットや素材にハリ感のある靴などいかがでしょう。

骨格タイプ:ウェーブ

◆特徴
・重心は下半身
・丸みのあるボディライン
・曲線的

◆足・脚の特徴
・筋肉が付きにくく、脂肪が付きやすい
・太腿のボリュームが出やすい
・膝下が外に張りやすい
・身長や、体格に対して足は小さめ

<似合う靴>
・バレエシューズ
・サンダル、オープントウ
・装飾が多め、デザイン性の高い靴
・ロングブーツ

◆似合わない靴
・スニーカー
・ローファー
・ミディアムブーツ

ウェーブタイプは重心が下半身にあるので足元はシンプルで軽めの印象の靴がおすすめです。
また、身体が曲線的な場合が多いので、つま先が丸いシルエットの靴やフェミニンな印象の靴が得意です。
膝下が外に張り出す傾向があるので、ロングブーツなど脚のラインがカバーできる靴はスッキリまとまります。反対にミディアムブーツは脚の線が際立ってしまうのでお勧めしません。

骨格タイプ:ナチュラル

◆特徴
・重心は全身均等
・フレーム感のある体格(骨・関節がしっかりめ)
・手足が長め

◆足・脚の特徴
・筋肉や脂肪のバランスが良い
・膝、くるぶし、筋がしっかりしている
・太ももから足首までがまっすぐ

◆似合う靴
・スニーカー
・ローファー
・ハイヒール

◆似合わない靴
・バレエシューズ
・サンダル

ナチュラルタイプは全体的にフレーム感があり、しっかりとした体格なので靴にもボリュームがあった方がバランスを取りやすいです。逆に華奢な靴だと足元が負けてしまいます。
例えば、パンプスの場合は直線的でクールな印象のもの、ヒールは太めのものが◎、華奢で可愛い感じのデザインは△です。

同じ要領でサンダルは、甲を覆う面積が広いもの、皮やジュートのようなしっかりめの素材は◎、甲が大きく開いた露出の多いタイプは△です。
ナチュラルタイプはクセが無く、色々なタイプの靴が似合います。
しかし色、素材、つま先の形など細かな所で、かなり印象が違ってきます。
試着、姿見のチェックは必須です。

いかがでしたでしょうか。
骨格タイプによって脚・足にも特徴があり、得意な靴のタイプまで分類することができるのです。
「自分オリジナル」を追い求める時代の風潮なのか?

オリジナルを求めるようとするあまり、一周回って何かの「タイプ」に自分を押し込む羽目になるのか?

ここは、みなさま次第ですね。

これだけ、骨格タイプを語っておいてなんですが、、、

私は履きたい靴を履きたいように履いています。

そして、時に自分のスタイリングにピタッとはまる靴に出会えた時に大きな感動をかみしめる、これが私流です。

何事も中道がよろしいかと。

また近々おあいしましょう。

ごきげんよう。 


筆者:清澤 舞(きよさわ まい)
美容トレーナーとしての活躍中のビューティ&ヘルスケアのスペシャリスト。 キャリアは、美容皮膚科、化粧品メーカー、化粧品の処方開発、美容専門学校講師、ヘア&メイクアップなど多岐。 美容理論を分かりやすく伝え、美容初心者から専門家までファンが多い。フットケアや足全般の知識も豊富で、ドクター・ショールの「フットニスタ」としてコラムを執筆中。(※フットニスタ=足のケアのエクスパート)

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