フットニスタ、清澤の
「しあわせな、あし」 日記

2023/07/04

素足の季節到来!カチコチかかとのお手入れ

夏の海

みなさま、ごきげんよう。

さあ、今年も夏到来ですね!
みなさま、この夏、足元はいかがされます?
素足にサンダル、バックストラップのシューズ・・・素敵ですね。

しかし!そんな夏の足元に水を差すのが「かかと」です。
今回は、かかとのカチコチをツルツルにするお手入れ方法のご紹介です。

1:なぜ、かかとはカチコチになるの?

理由は大きく3つです。

① 刺激や圧が加わる
角質は、皮膚や皮膚の内側の血管、骨などを守るための鉄壁の「甲羅」となってくれています。
そのうえで、かかとは立つ時、歩く時に必ず刺激と圧が加わるため、身体の他の部分よりも分厚く、硬くなりやすいのです。
これは、身体を守る角質の本能です。

② 乾燥
かかとには皮脂腺が無いため、かかとの皮膚は自ら潤うことが難しく、乾燥もしやすいのです。乾燥した皮膚は弾力を失い、硬くなります。

③ ターンオーバー不良
ターンオーバーとは皮膚の生まれ変わりのサイクルで、簡単に言えば「脱皮」です。
角質が硬い状態では脱皮はしにくいのは当然です。
さらには、潤いが足りない状態ではことさらです。

2:かかとのお手入れは必要?

必要です。
かかとは「硬くなるべくして、硬くなっている」とはいえ、度を越してはいけません。
雑菌の温床にもなりやすく、水虫や炎症の原因になります。
また、硬く分厚いままで乾燥も伴えば、ひび割れの原因にもなり、歩くときの衝撃で痛みも感じてしまうかもしれませんね。
それを思えば、やはりお手入れは必要です。

3:かかとのお手入れ方法

かかとの角質のメカニズムが分かったところで、いよいよお手入れ方法です。
おすすめの方法は、【ピーリング】・【やすり】・【保湿】です。

<角質ケアの種類>
【ピーリング】
 ピーリング成分を使って皮膚を柔らかくしながら剥がしていきます。
【やすり】
 物理的に硬くなった部分を削り取ります。
【保湿】
 保湿により角質を柔らかくキープし、良好なターンオーバーをすることで角質が分厚くなるのを防ぎます。

<おすすめのホームケア>

【やすり】
かかとの角質ケアの方法が色々あれど、初心者さんにもすすめなのは、やはり、やすりを使うケアです。
何が良いかと言えば、手軽さ・確実・安全性でしょう!うれしい3拍子が揃っています。

<手軽さ>
・使いたい時に直ぐ使える!
・使うのはやすりだけ!その他の準備品は要らない。

<確実>
・「削る」という行為はとても単純で、確実に角質の厚さを整えることができる!
・整えたい分だけ整えることが出来る!

<安全性>
・薬品や化粧品成分を使わずにお手入れすることが出来るので安心・安全

ところで、みなさま、かかと用やすりにどのような印象をお持ちでしょうか?
ちょっと古臭い・・・?
痛そう・・・?
滑らかに仕上がるのかしら・・・?
などなど。
しかし!今、かかと用のやすりはとてもスタイリッシュで、かつ使いやすく進化しています。
やすりの目も細かいものから粗いものまで色々あり、手動タイプ、電動タイプも選べます。
このようなやすりのタイプを自分にあわせて選ぶことで、お好みお手入れが手軽にできるのです。
ご自宅におひとつあれば心強いですね

4:かかとのお手入れで気付けること

これは、もうただ一つ。
「やりすぎ」は絶対にダメです。
皮膚には基本機能があり、然るべき状態に整えたら、それ以上の過剰なお手入れは逆効果です。
冒頭でもご案内したように、かかとは立つ時、歩く時に必ず刺激や圧が加わります。
そのためにある程度「硬く・分厚い」設定なのですから、「柔らかすぎ・薄すぎ」では、私達は安定して長時間立つことも、まともに歩くことができません。
その点でも、お手入れ方法として「やすり」はおすすめです。
自分で調節しながら使うことができるので、削りすぎの心配や必要な角質を傷付けてしまうこともありません。
仕上がりも滑らかで、かかとのお手入れが苦手な方や初心者さんでも安心です。

いかがでしたでしょうか。

かかとも皮膚の一部です。
だからこそ、体質、ライフスタイル、お手入れをしているorしていないによって、個人差が大きく出てきます。
機能も見た目も整えておきたいものですね。
健康こそ美しい、それに尽きると思いませんか?

コロナ禍の規制も緩和され、今年の夏はめいっぱいお出かけができそうですね!
綺麗なかかとで、、、
お気に入りのサンダルを履いて!
海やプールなどのウォーターレジャーも!
思いっきり楽しみましょう。
では、良い夏を。

ごきげんよう。

  


筆者:清澤 舞(きよさわ まい)

美容トレーナーとしての活躍中のビューティ&ヘルスケアのスペシャリスト。 キャリアは、美容皮膚科、化粧品メーカー、化粧品の処方開発、美容専門学校講師、ヘア&メイクアップなど多岐。 美容理論を分かりやすく伝え、美容初心者から専門家までファンが多い。フットケアや足全般の知識も豊富で、ドクター・ショールの「フットニスタ」としてコラムを執筆中。(※フットニスタ=足のケアのエクスパート)

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